懐かしき青春の日々

【ほぼ日刊 絶品輪業通信 No.16】

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中の人

みなさま、お元気ですか。
今日は好きなネタなので張り切って書きますよ~

じゃあ~ん、スズキ ハスラー50 です。

TS50W-4

スズキトレールの伝統的車名「ハスラー」を最後まで名乗っていたのはこのハスラー50でした。

絶品輪業中の人が高校生だった頃は、フルサイズ原付スポーツが全盛期で、私はホンダ CB50JX-1 → RZ50と乗り継ぎました。7.2PSという、今考えるとわけのわからないメーカー間で取り決めた50cc自主規制というのがあったけれど、速かった。とにかく速かった。

メーター読み時速80km/h(出しちゃいけませんよ)なんて普通にオーバーしていました。峠の上りで覆面パトカーを追い越して捕縛されたこともあったような(笑)それだけパワフルでした。

それが青春の日々で、甘酸っぱかったり痛い思い出がたくさんあるんです。水冷になったハスラー50は同級生が乗っていて、私はオフロードに興味なかったんですが、アクセルターンとかやっていて、「ちきしょー、かっこいいじゃねーか」なんて変なライバル心を持ったりしていました。

だから、ハスラーを見るとお腹がきゅーっとする感じ(下痢じゃありません)。

まあ、そんな話はどうでもいいのですが、この4型ハスラー50、恐ろしく程度がいいんですよ。もちろんやれているところはありますが86年からの4型だと思うとかなりコンディションが良い!

RG50Γの2ストエンジンを流用して丸目から角目にマイナーチェンジしたモデル。どことなくカタナっぽくありません?

ホイール外径はオフロードで言うフルサイズの21インチ、18インチで走破性もばっちり。ブレーキはドラムですね。

リアサスペンションはモノショックで、下側にリンクが飛び出さない(ダートでの障害物に当たりにくい)リンク構造。スズキといえばフルフローターサス。

4型ってステッカーがある。ロードモデルと違いフェンダーがアンダーブラケットの真下に取り付けられたオフ車だから、ハンドルロックがアンダーブラケットの上にあります。

リアキャリアは標準(だったと思う) シートの黄色は破れがなく退色もほとんどありません。このカラーはハスクバーナのカラーと被りますね。リアフェンダーもオフロードを走ったことがないんじゃないかコンディションです。

走行距離は、たったの 5,031km!!!!!!
こんな低走行ハスラー50なんてそうそうお目にかかれません。

欧州や北米では必要ないとユニバーサルモデルには装備されていない事が多いキー付ヘルメットホルダーがありがたい(なぜなら日本以外ではロックしてもヘルメットを盗まれるから)。

チャンバーを逃げて膨らみをもたせたサイドカバーがなんともおしゃれ。昔の原付バイクはコストがかかっていました。

今のヤングメンたちは2ストエンジンに乗ったことがないだろうなぁ。中の人みたいに青春の1ページを原付スポーツと過ごした人にとって、昔の思い出にひたれる1台。

こんな贅沢な50ccトレールなんて二度と生まれない。
ここまで程度の良いハスラー50は二度と出てこない(たぶん)。

税込 39.8万円 支払総額 43.8万円

程度が良いので価格は安くないですが、それだけの価値があると思います。

絶品輪業 中の人

人気のビンテージバイクだけでなくマニアなものまで強くこだわり、販売をしているビンテージバイクディーラー「絶品輪業」の中の人です。

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