【ほぼ日刊 絶品輪業通信 No.14】
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今日は───いや今日も、変わり種販売車両から1台をご紹介します。
これです!(トップ写真をもう一度ご確認ください)
フロントホイールが18インチ。そうCB250Tホークです。CB400TホークⅡは19インチでしたね。
でも「ただの250ホーク」のようで「ただの250ホーク」ではないのです。それほどもったいぶって言うほどではないのですが、これは帰国子女。イギリスから入ってきた車両になります。だからタンクのコーションラベルが異国語。
スピードメーターはキロとマイルを併記してます。
中の人が自分語りするお時間となりました…
中の人はCB400TホークⅡの教習車で中型二輪免許を取りました(教習所にはヤカンタンクと角タンクの両方ありました)。そしてスーパーホークⅢが最初に運転した400ccでした(最初は教習所じゃないのか?)というツッコミは無しの方向で。もう時効です…。
だからホークには思い出があり、思い入れも強くて、夏休みにRZ50で学校にばれないよう遠くの教習所へ毎日2時間かけて通ったあの青春の日々が最近のことのようです。東リベの影響もあって10代のヤング(死語)も知っている「バブ」という愛称ですが、ホークが現役だった当時を知っている中の人は「バブ」という呼び名にちょっとひっかかってしまうのです。でも、それは人それぞれなので。
国内で販売が開始された1977年7月の通称やヤカンタンクモデルはワイヤースポークホイールでした。1978年4月と1年経たずしてマイナーチェンジをして、角タンクにコムスターに変わったんです。だから、この車両のようにヤカンタンクでコムスターホイールは国内の純正では存在しなかったと思います。それもちょっとおもしろいところ。萌えポイント1
国内モデルでは“HAWK”と入っているサイドカバーには彼の地での車名だった“Dream 250 Twin”と入っていたりします。萌えポイント2
クロームメッキのスチール製リアフェンダーは日本仕様より長いんですね。萌えポイント3 おもしろい!
通称ヤカンタンクとマイナーチェンジ後の角タンクと好みがわかれるところ。この車両のヤカンタンクは写真のように塗装が剥げていたり傷んでいますが、オールペンでキレイに仕上げるのもいいですし、オリジナルの異国語コーションラベルが残っているオリジナル塗装を残して、塗装の剥がれは“味”として考えるのもありですね。(GB)の国識別ステッカーが伊達じゃないってことですよ。
輸入されたときに装着されていたナンバーがこれです。
調べてみると『John Banks Honda』は今もイギリスのサフォーク州ベリー・セント・エドマンズにホンダの4輪と2輪を扱うディーラーとして存在しています。一番下にある【IP32 7AR】は郵便番号。
並列2気筒エンジンはSOHCの3バルブで5段リターン。CB400TホークⅡとトランスミッションの変速比はまったく同じ。加速の気持ちよさを出すために二次減速比は250の方が加速型になっていたんですね。輸出仕様はどうかわかりません(写真を撮るときにスプロケの歯車を数えてくればよかった)。
税込み価格 148万円で総支払額は 150.6万円
一風変わった CB250Tホーク はいかが。
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