【絶品輪業通信 No.65】

こんにちは!
今日のお題は、これまでほとんど登場してこなかった、1973年式のZ1Aのご紹介です。
1972年に1973年モデルとして最初のZ1(900 Super4)が発売されています。「Z1」と聞いて思い浮かべるパブリックイメージは、この初期型のいわゆる火の玉カラーですよね。
このZ1Aは初代モデルの翌年、1973年7月から生産が始まった2代目モデルになります。
Z1は他のバイクと同様に生産の過程で細かく仕様が変わっているのですが、このモデルチェンジで大きく変わったのは2つ。外装のカラーリングとエンジンのブラック塗装をやめたこと。厳密には変わっているところがありますが、基本は初代を踏襲しています。
このカラーは俗に言う“えび茶”と呼ばれるカラーで、オレンジタイガーなんて表現もあります。Z1Aには他にも下のキャンディートーンイエローカラーがありまして“タイガー”で思い浮かべるのはこちらかもしれません。
現行モデルである水冷のZ900RSにもこれに近いカラーグラフィックがあったりしました。厳密にはその後に出たZ1Bの“玉虫カラー”に近いのですが。
うちにあるZ1Aの外装は塗り直していないオリジナルのままです。おもしろいのはオレンジの帯部分は塗装なんですが、白く細いラインはデカールの上からクリアです。だから触ると白く細いライン部分だけ段差を感じられるんです。
全体の写真から見てわかるように、このZ1Aはスタンダードの状態ではなくカスタマイズされています。それについては「その2」で肩ロース━━━━━語ろう、のダジャレです……
それではまた。
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