【絶品輪業通信 No.55】

こんにちは~
今日は風が強いですね。通勤してたら飛ばされそうになりました(中の人は車通勤なのでほぼ歩きませんけど)
絶品輪業の倉庫にスズキのマメタンがひっそりと眠っていたんです。
いくら踏んづけてもキックが降りない(お察し)、錆も多くお世辞にも良い状態とは言えないものです。
さらにこれ
「もうやめて、絶品輪業中の人のライフはゼロよ」
鉄リムがスライムみたいになっちょる……。
ちょっとの修理で店頭に並べられるといった商品になるとは思えない遠くを見つめたくなるコンディション。じゃあ、違うことをやろうという工場長のアイデアで、マメタンレストア企画をはじめることにしました。(トップ写真)
このタンクのファイヤーパターンは、小さい子がやるシールブックのシールみたいな質感で、ただ貼り付けているだけですが、これ純正なんです。
「マメタンカスタム」ってモデルなんですよ。
オプション品も可愛いのばかりでした。
フロントカウルは「レーシングタイムを思わせる流麗なライン~」という説明、マメタンでレーサーって、味噌汁にマヨネーズを追加するようなもんです(もしかしたら美味しいかもしれません)
フロントキャリアに寝袋のようなフロントバッグ。マッドガードなんてヤン◯マンの西城◯樹みたいですよ。
マメタンの発売は1977年。そうこの頃から国産車にアメリカンモデルが急激に増えたんです。きっかけはいろいろあると思いますが、中の人的に大きかったのは、70年代に入って映画「イージー・ライダー」が公開されヒットしたことにあるんじゃないかと思っております。若者がピーター・フォンダとデニス・ホッパーに影響を受けた。新しい文化、新しいスタイルだったんですよ。
それでマメタンも本格(?)、チョッパースタイル。
それとこのくらいの2ストエンジンだと構造が簡単で、一人で降ろすのも容易にできる。クランクケースはラグビーボールをひと回り大きくしたくらいだから、部屋の中に持ち込んでも邪魔にならないから、ガレージなんて夢のような環境がなくても整備できる手軽さがある。工場長と話してエアツールなど使わず、可能な限り手に入りやすい工具を使ってやることにしました。
第1話の動画を撮りましたので、編集してyoutubeに上げたいと思います。乞うご期待。
ただ、公開がいつになるかは未定です……
それでは、また。
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