カワサキらしい(後編)Z400FX

【ほぼ日刊 絶品輪業通信 No.39】

https://zeppin.bike/wp-content/uploads/2024/11/profile_icon_s.png
中の人

カワサキZ400FXについていろいろ書いた記事の続きです。

お店にある、この Z400FX は、1981年4月登録なので、1980年秋に発売されたE3モデルになります。

Z400FXマニアの方なら、E3と違うところに気づかれると思います。まずひと目でわかるカラーグラフィック。Z400FXは1979年に発売されて、1982年1月の500台限定車や1回終わってから蘇った1982年のE4Bまで、このカラーもこのタイプの子持ちラインも存在しないんです。E3はムーンダストシルバーとエボニーの2色販売でした。

E3ムーンダストシルバー

E3エボニー

独特なブラウンで美しくペイントされています。フォークがセミエア式になるのはE4からでした。

その外装以外もカスタマイズされています。
まずは集合管。メーカーは不明です。定番BEET製のカバー。

ケーヒンCRスペシャルキャブ(ファンネル仕様)サイドカバーも美しいブラウンです。

マッククレーンのバックステップが装着されています。

シートも純正じゃありません。アンコ抜きされています。その昔、まだ手書きが普通だった時代に「アンコ枝」って書いていた人がいたのを思い出しプゲラッチョしました。E4から標準となるグラブバー付き。本来はクロームメッキなのですが、これも車体色に合わせて塗装されています。ウインカーはいわゆるヨーロピアンタイプ。

中の人が免許を取ったのは、前期CBX400Fの販売が終わるよってアナウンスがあった後で、CBR400FエンジンベースのCBXが登場する前でした。そんな時期のZ400FXは、ワル仕様にされ改造されて格安で売られていました。友人が無免許で乗ってきて、私もまたがって動かしてみたんですが、サイドスタンドから起こすのが重いのに驚き。

その感想は今も変わりません。実際の車両重量とは別に、重量配分とかもあり、なぜかFXは起こすのが重いんです。走り出したら普通なんですが。だからこそ、鉄のバイクとっしての硬派な重厚感があり、そこが魅力なんですね。ジェンダーフリーの時代になんですが極めて男性的なバイク。だから意外と女性ユーザーが多いんですよ。

このままの色じゃやだ、とおっしゃるなら、
お好みの純正色に色替えのサービスをいたします。

車両本体価格(消費税込み)¥3,980,000 です。

 

在庫車両情報

詳細はこちらからご確認ください!

絶品輪業 中の人

人気のビンテージバイクだけでなくマニアなものまで強くこだわり、販売をしているビンテージバイクディーラー「絶品輪業」の中の人です。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
News Mail Tel Access