マニア度さらに深まる【前編】

【絶品輪業通信 No.113】

https://zeppin.bike/wp-content/uploads/2024/11/profile_icon_s.png
中の人

ふふふふふ、今日のピットはなんてマニアックなんでしょう。
この2台が並んでいる風景なんてまず見られないかと!

奥にあるのはGSX400Xインパルス!

集合管付GSX400FSインパルスでもない

90年代に出たGSX400インパルスでもない

いわゆるひとつの「そんなインパルスあったっけ?」と認知度が私の志なみに低い幻のインパルス。我々おっさん世代は「東京タワー」と言ったわ分かる人も多いですね。カタナの成功で味をしめたスズキが、またハンス・ムートに頼んでデザインをしてもらった機種ですよ。ちなみにハンス・ムート自身はカタナよりこのGSX400Xインパルスの方を気に入っているそうです。

なぜ“東京タワー”なのか。それは日本らしさ、東京タワーのカタチ、朱色と神社やお寺のカタチ、朱色をデザインのモチーフにしたと言われたからですよ。

GSX-R400系のSATCS(Suzuki Advanced Three-way Cooling System)エンジンを搭載。この強烈なクセのあるスタイリング(大好物ですが)から、猫も杓子もバイクに乗った80年代バイクブームの真っ只中に発売されたのに、ヒットしませんでした。

個人的に空也上人のように空いた口に似た顔の造形はたまらない。中にはオイルクーラーが入っとります。そしてこの東京タワーの鉄骨のような部分もふくめて金属ではなくなんです樹脂です(ABS)、プラスチックス。 I LOVE YOU OH NO !

フロントは80年代の定番16インチではなく17インチです。

今回、お客様にご依頼いただいたのは(ありがとうございます)、ピカピカのヨシムラ デュプレックスサイクロンを装着する作業。タイムスリップして80年代中期に戻った気分 (^o^)

「ヘンタイよいこ」(褒めてます)な感じが素晴らしい。絶品輪業にはマニアックな車両が引き寄せられてくるんです。後編ではもう1台のマニアック、MOTO MORINI 3 1/2(350)について語りましょう。

それでは、また。

絶品輪業 中の人

人気のビンテージバイクだけでなくマニアなものまで強くこだわり、販売をしているビンテージバイクディーラー「絶品輪業」の中の人です。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
News Mail Tel Access