【ほぼ日刊 絶品輪業通信 No.39】
カワサキZ400FXについていろいろ書いた記事の続きです。
お店にある、この Z400FX は、1981年4月登録なので、1980年秋に発売されたE3モデルになります。
Z400FXマニアの方なら、E3と違うところに気づかれると思います。まずひと目でわかるカラーグラフィック。Z400FXは1979年に発売されて、1982年1月の500台限定車や1回終わってから蘇った1982年のE4Bまで、このカラーもこのタイプの子持ちラインも存在しないんです。E3はムーンダストシルバーとエボニーの2色販売でした。
E3ムーンダストシルバー
E3エボニー
独特なブラウンで美しくペイントされています。フォークがセミエア式になるのはE4からでした。
その外装以外もカスタマイズされています。
まずは集合管。メーカーは不明です。定番BEET製のカバー。
ケーヒンCRスペシャルキャブ(ファンネル仕様)サイドカバーも美しいブラウンです。
マッククレーンのバックステップが装着されています。
シートも純正じゃありません。アンコ抜きされています。その昔、まだ手書きが普通だった時代に「アンコ枝」って書いていた人がいたのを思い出しプゲラッチョしました。E4から標準となるグラブバー付き。本来はクロームメッキなのですが、これも車体色に合わせて塗装されています。ウインカーはいわゆるヨーロピアンタイプ。
中の人が免許を取ったのは、前期CBX400Fの販売が終わるよってアナウンスがあった後で、CBR400FエンジンベースのCBXが登場する前でした。そんな時期のZ400FXは、ワル仕様にされ改造されて格安で売られていました。友人が無免許で乗ってきて、私もまたがって動かしてみたんですが、サイドスタンドから起こすのが重いのに驚き。
その感想は今も変わりません。実際の車両重量とは別に、重量配分とかもあり、なぜかFXは起こすのが重いんです。走り出したら普通なんですが。だからこそ、鉄のバイクとっしての硬派な重厚感があり、そこが魅力なんですね。ジェンダーフリーの時代になんですが極めて男性的なバイク。だから意外と女性ユーザーが多いんですよ。
このままの色じゃやだ、とおっしゃるなら、
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車両本体価格(消費税込み)¥3,980,000 です。
在庫車両情報
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